氷炎 雷光風の区画 - 最新エントリ |
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きまぐれ雑記帳(759)
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2008/06/25
カテゴリ: きまぐれ雑記帳 :
執筆者: gf-tlvkanri (12:14 am)
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妄想本編に入る前に。 フォクすけって何?というヒトもいるかもしれんので。 http://foxkeh.jp/ をどぞー。 今回の妄想は、 ボーカロイドガールズ http://piapro.jp/a/content/?id=a9s2ofdp952haq96 Mobile Singer VOCALION http://piapro.jp/content/ybpfyqez0a3tqeya ちょっと妄想してみた http://www.gf-tlv.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=556 を元に。 <前回までのあらすじ> マスターと平和に暮らす日々を送っていた、ミク達ボーカロイド。 数ヶ月前から起こっている、電脳空間へ引きずり込まれる事件に関わりなどないはずだった。 ところが、マスターが電脳空間に引きずり込まれる事件が発生。 ボーカロイドは電脳空間へ直接ダイブできるという特殊能力を持っている。 そのボーカロイドであるミク達は、自らの能力を活かして電脳空間を探し回る。 そしてマスターの楽譜を持つ謎の火狐、フォクすけと出会う。 フォクすけを連れかえり、電脳空間を脱出したミク達だったが・・・ </前回までのあらすじ> <本編> カイトは冷静にフォクすけの持っていた楽譜を見ていた。フォクすけはカイトの傍らで 身を寄せている。 「2種類の楽譜?」不思議に思い、思案し始めたところへミクがやってきた。 「その楽譜・・・マスターのだよね・・・やっぱり・・・」今にも泣きそうな声で訊く。 「うん、それは間違いない。でも・・・」 そこへ、メイコがカイトの前にやってきた。 「でも何なの?」今度はメイコが訊く。 「この楽譜、2種類あるんだけど、ほとんど同じなんだ。違うところは3つだけ。『ソ』と『ラ』の音で違いがあるだけなんだ」 「それって何か意味があるんじゃねーの?」レンがそういいながら、3人の会話に加わってきた。 「ソラ・ソラ・ソラ。『我、奇襲に成功せり』とか?」リンが妙な発想の一言を言う。 「それは、トラ・トラ・トラ。でもボク達だけに分かる暗号じゃないか?っていうのはありかもしれない」 そんなやりとりをしていると、急にTVのスイッチが入り、クラシックコンサートを放映する番組が流れた。予約でもかかっていたのだろう。 「ビックリした。急に動かないでよ!」リンは少々八つ当たり気味に言った。 コンサートの様子が流れる中、フォクすけが動きを見せた。 TVにある物が映れるとフォクすけが反応するのだ。その反応は2つの物に限られていた。1つは指揮者。もう1つはピアノである。 それを見て、ミクがハッと思い出したように言う。 「ねぇ、マスターってピアノには絶対に触らせてくれなかったよね・・・?」 「そういや、そうだ。1回触ろうとしたら、結構キツく怒られたなぁ」レンが嫌なことを思い出しちまったという言いぶりで反応する。 「ミク、もしかして」メイコはミクの一言にピンと来るものがあったようだ。 「もしかしてなんだけど・・・マスターのピアノで、『ソラ・ソラ・ソラ』って鍵盤を叩けばいいんじゃないかしら」 「そうか。それなら、フォクすけの行動と楽譜の辻褄があうかもしれない。早速試そう!」カイトの言葉に全員で頷き、マスターのピアノの元へ。そして、『ソラ・ソラ・ソラ』と鍵盤を叩いた・・・ マスターのピアノで叩いた『ソラ・ソラ・ソラ』はミク達に驚愕の事実をもたらした。 マスターのピアノのある部屋が丸ごと、エレベーターのように下り始めたのだ。 そして、ようやく止まった時。そこには見慣れないものが。明らかに普通の場所ではないこと、そして見慣れないものからすると、格納庫と判断して間違い無かった。 「一体なんだ?コレ!」レンの言葉は格納庫に吸いこまれた。 「それは、ヴォーカリオン。ボーカロイドの中でもキミ達専用に作られたものだ」 「誰!」メイコが謎の声に尋ねる。 「私はマエストロ・ファイン。キミ達のマスターは私達の組織の一員なのだ」 「それってどういうこと?」リンは静かにファインへ問うた。 「かつて、キミ達ボーカロイドが迫害を受けていたのは知っているな?その迫害に対し、ボーカロイドと共存を図る者達が集まり、今の組織を作り上げたのだ。 だが、その過程で・・・ボーカロイドとの共存を望まない者達の動きも耳にしたのだ。 彼らはボーカロイドを力づくで破壊せんがため、機動兵器を開発し我々に攻撃をしかけてきた。その攻撃に対し・・・ある者がが指揮をとって、まだ眠りから覚めていなかったボーカロイド達を守り保護した。ある者がキミ達のマスターであり、その時のボーカロイドがキミ達というわけだ。 今回キミ達のマスターが電脳空間に引きずり込まれたのは」 「つまりその組織が原因ということですね?」 「そうだ。彼らには、ボーカロイドの「電脳ダイブ」と同じ能力を持った「ジェノサロイド」がいる。ジェノサロイドもボーカロイド同様、見た目は人間と変わらないのだ。ボーカロイドとジェノサロイドの違い、それはたった1つ。ジェノサロイドはボーカロイドの虐殺を行う目的のために設計されていることだ。ボーカロイドを抹殺する為ならば、どんな残虐な行為もいとわない。だが、虐殺の対象はボーカロイドのみ。人間であるキミ達のマスターに危害が加わることはない」 「ジェノサロイドの存在が秘密なのは何故?」 「ジェノサロイドの電脳ダイブ能力は、ボーカロイドを研究対象に開発されたのだ。 つまり、根っこは同じなのだよ。ジェノサロイドの存在と源流が公表されたら、どうなるかわかるはずだ。だから秘密にしている。ボーカロイド達を再び迫害させる理由をわざわざ公にする必要などない。そして、ジェノサロイド達の力にはボーカロイドの力は非力過ぎる。そこで登場するのが」 「ヴォーカリオンってことね?」 「そうだ。先ほども言ったが、あのヴォーカリオンはキミ達専用の機体だ。」 「そういう話をしたくらいだから、ボク達にヴォーカリオンに乗れってことだろ?」 「話が早くて助かる。ジェノサロイドを打ち破り続ければ、きっとキミ達のマスターに辿りつけるはずだ」 マエストロ・ファインに聞かされた話。マスターの知らない面、そして自分達の置かれている状況。ヴォーカリオンに乗る決意を5人にさせるのには充分な事実だった。 「乗ります!マスターを取り戻す為に!」 「ボクも乗る!」 「アタシも乗るわ!」 「俺も乗る!」 「私も!」 それぞれの搭乗決意を聞き、マエストロ・ファインが機体説明に入った。 「あまり細かい説明をしても仕方ないだろう。機体の名前と得意分野だけ説明する」 「初音ミク専用ヴォーカリオン、スカリオン。中間距離〜近接戦闘が得意分野だ。武器のセイバーは伸び縮み可能。中間距離ではライフルによる銃撃主体になる」 「次はメイコ専用ヴォーカリオン、マグナ。近接戦闘を得意とする。特殊粒子アルコール=セルシニウムを搭載している。そのためマグマやマントルのような極高温の場所で活動できる」 「これがカイト専用ヴォーカリオン、ケルビン。遠距離攻撃を得意とする。また重武装による友軍の盾としての機能を持つ。特殊粒子ダッツ=ケルビニウムを積んでいるため、マグナとは逆に極寒の地での活動が可能だ」 「最後に。鏡音リン・レン2人用のヴォーカリオン、グランダー。リンモードの時は、対空攻撃と長い滞空時間を活かしての落下攻撃を得意とする。レンモードの時は、対地攻撃と掘削能力を発揮できる。そしてグランダーにはロードローラーへの変型機能もある」 こうして、5人のボーカロイドはヴォーカリオンに乗ることになり、マスター探しだけでなく対ジェノサロイドという重い目的も背負いこむことになったのだった。 ミク達がヴォーカリオンを駆る様になって数ヶ月。マスターの行方もまだ掴めなかった。 個々のヴォーカリオンの力だけでは足りない場面が来るのではないか、そう予感させる日々が続く様になってきた。 「なぁ、ヴォーカリオンって合体できないのかな?」 「さぁ」 レンの質問にリンは投げやりとも取れる発言で返す。 「ヴォーカリオン出動要請!パイロットは各ヴォーカリオンへ搭乗願います!ヴォーカリオン出動要請!パイロットは各ヴォーカリオンへ搭乗願います!」 アナウンスが流れ、リンとレンの会話を打ちきらせた。 ヴォーカリオンで出動するも、圧倒的スピードでヒット&アウェーを繰り返すジェノサロイドに為す術のない状況。スカリオンもマグナも、リンモードのグランダーも歯が立たない。当然、重武装のケルビンは言わずもがなだ。 「このままじゃ・・・」4体のヴォーカリオンが傷ついて行く。果たしてこの状況を打破する策は見つかるのか。 </本編> <予告> 圧倒的スピードを誇るジェノサロイドに手も足も出ないヴォーカリオン。 もはや打つ手無しで諦めるしかないのか。そんな時に対抗手段がついに見つかる。 ヴォーカリオンを合体させ、グレートヴォーカリオンで戦うのだ。 だが、合体がうまくいかは生死の危険を伴う賭けとも言えるものだった。 次回「大転調!!合体、グレートヴォーカリオン!」 </予告> あー、ウソっすから。妄想なんで、あんまり気にせんといてやー(特に予告)。 |